【40代のiDeCo入門】新NISAより「節税」は強い|2026年12月改正で会社員の上限は月6.2万円へ

📅 2026年7月更新:本記事の商品情報・価格・サービス情報は2026年7月時点の最新情報に更新済みです。
AI支援コンテンツのお知らせ
本記事はAIツールを活用して作成・編集されています。商品情報はイケオジPRO編集部が監修しています。

本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

40代の資産づくりの話になると、まず名前が挙がるのが新NISAです。ところが「税金を減らす力」だけで見れば、iDeCoのほうが強い——この事実は意外なほど知られていません。

しかも2026年12月に、iDeCoは制度が始まって以来の大改正を迎えます。会社員の掛金上限が月2万3,000円から月6万2,000円へ、約2.7倍。加入できる年齢の上限も引き上げられます。40代にとっては、これ以上ないタイミングです。

iDeCoと新NISAは「どちらか」ではなく「役割が違う」

まず整理しておきます。この2つは競合しません。得意分野がまったく別だからです。

比較項目 iDeCo 新NISA
運用益が非課税
掛金が所得控除になる ◯(最大の武器) ×
受け取り時の税優遇 ◯(退職所得控除・公的年金等控除)
途中で引き出せるか ×(原則60歳まで不可) ◯ いつでも可
主な用途 老後資金の一点集中 教育費・住宅・老後まで何でも

決定的な違いは「掛金が所得控除になるかどうか」です。新NISAは投資した年の税金は1円も変わりませんが、iDeCoは拠出した金額がまるごと課税対象から外れます。つまり運用成績に関係なく、その年の税金が確実に減ります。

具体的にいくら減るのか

課税所得500万円(所得税20%+住民税10%=合計30%)の会社員が、月2万3,000円(年27万6,000円)を拠出した場合——

  • 27万6,000円 × 30% = 年間およそ8万2,800円の節税
  • これが20年続けば、累計160万円以上
  • しかも運用益にも税金がかからない

※税率は課税所得によって変わります。ご自身の源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」から各種控除を引いた額で確認してください。

投資の世界で「確実にプラス」と言えるものはほとんどありません。所得控除は、その数少ない例外です。

2026年12月の改正で何が変わるのか

2026年12月、iDeCoは拠出限度額と加入可能年齢が大きく引き上げられる予定です。

区分 現行の上限(月額) 改正後(月額)
会社員(企業年金なし) 2万3,000円 6万2,000円
会社員・公務員(企業年金あり) 2万円(企業型DCと合算5万5,000円) iDeCo+企業型DCの合計で6万2,000円
自営業・フリーランス 6万8,000円(国民年金基金と合算) 7万5,000円
専業主婦(夫) 2万3,000円 変更なし
加入できる年齢 65歳未満 70歳未満(一定の条件あり)

会社員にとってのインパクトは絶大です。上限が2.7倍になるということは、節税できる額も2.7倍になるということ。先ほどの試算で言えば、年8万2,800円だった節税額が年22万円前後まで伸びる計算になります。

加入年齢の上限が70歳未満に延びる意味も見逃せません。45歳から始めても、これまでは20年しか積めませんでしたが、改正後は最長25年。40代にとって「もう遅い」という言い訳が、制度の側から消えることになります。

※施行は2026年12月予定です。制度の詳細は今後変更される可能性があるため、実際の手続き前に運営管理機関または厚生労働省の公表資料で最新情報をご確認ください。

40代がiDeCoで最初に確認すべき3つのこと

① 60歳まで引き出せない——ここだけは譲れない制約

iDeCo最大のデメリットであり、同時に最大の長所でもあります。原則60歳まで1円も引き出せません。住宅ローンの繰上返済にも、子どもの学費にも使えない。

だからこそ、「これは絶対に使わないお金」だけを入れるのが鉄則です。教育費のピークや住宅購入の予定がある人は、その資金を新NISAや預金で確保したうえで、余った分をiDeCoに回してください。順番を間違えると、生活が苦しいのに引き出せないという最悪の状態になります。

② 手数料は「口座を持っているだけ」でかかる

iDeCoには、加入時と毎月の手数料がかかります。国民年金基金連合会などに支払う分はどの金融機関を選んでも共通ですが、運営管理機関(証券会社・銀行)に払う手数料は会社ごとに違い、無料のところと月数百円かかるところがあります

月400円の差でも、25年で12万円。ネット証券系は運営管理手数料を無料にしているところが多いため、まずここを基準に絞り込むのが効率的です。

③ 受け取り方で税金が変わる

iDeCoは受け取るときにも課税されます。ただし一時金なら退職所得控除、年金形式なら公的年金等控除が使えるため、多くの場合は大きく軽減されます。

注意が必要なのは、会社の退職金と同じ年に一時金で受け取ると、退職所得控除の枠を取り合ってしまうケースです。受け取り方の設計は50代に入ってからで間に合いますが、「そういう論点がある」ことだけ今のうちに覚えておいてください。

何に投資すればいいのか

iDeCoの商品選びは、実はシンプルです。多くの人にとっての基本形は次のとおり。

商品選びの基本方針

  • 低コストのインデックス投信を選ぶ——信託報酬0.1〜0.2%台が目安。同じ指数に連動する商品なら、コストが低いほうが有利です
  • 全世界株式か先進国株式を軸にする——1本で世界中に分散できます
  • 元本確保型(定期預金)だけにしない——手数料でわずかに目減りする可能性があります。ただし所得控除ぶんのメリットは残ります
  • 50代後半で債券やバランス型の比率を上げる——受け取り直前の暴落を避けるため

40代なら運用期間はまだ15〜25年あります。この期間があるなら、株式の比率を高めに保つほうが合理的というのが一般的な考え方です。ただし相場は1年で3〜5割下がることもあります。「下がっても売らずに積み続けられる金額」に抑えることが、何より大切です。

始め方|手続きは1〜2カ月かかる

  1. 運営管理機関(金融機関)を選ぶ——運営管理手数料が無料か、商品ラインナップに低コスト投信があるかで比較
  2. 資料請求・申込書を取り寄せる(オンライン完結の会社も増えています)
  3. 会社員は勤務先に「事業主証明書」を書いてもらう——ここが最も時間のかかる工程
  4. 書類を提出——審査・口座開設まで1〜2カ月
  5. 掛金と商品を設定——月5,000円から始められます

注意したいのは所要期間です。申し込んですぐ始まるものではありません。年内の所得控除を狙うなら、遅くとも10月頃には動き出す必要があります。

よくある質問

Q. 新NISAとiDeCo、どちらを先に始めるべきですか?

使う時期が読めないお金なら新NISA、老後専用の資金ならiDeCoです。判断に迷うなら、まず新NISAで引き出せる資産を作り、生活防衛資金が確保できてからiDeCoを上乗せするのが安全な順番です。

Q. 途中でやめられますか?

掛金の拠出を停止して「運用指図者」になることはできますが、解約して現金化することは原則できません。また停止中も口座管理手数料はかかり続けます。減額(月5,000円まで)で調整するほうが現実的です。

Q. 45歳から始めても意味がありますか?

あります。運用期間が短くても所得控除は拠出した年から即座に効くためです。運用益がゼロでも、税率30%の人なら実質3割引きで積み立てているのと同じ計算になります。

Q. 専業主婦(夫)にもメリットはありますか?

所得税を払っていない場合、所得控除のメリットは受けられません。その場合は運用益非課税のみとなるため、いつでも引き出せる新NISAのほうが使い勝手が良いケースが多くなります。

Q. 転職したら手続きは必要ですか?

必要です。勤務先が変わると加入者区分や上限額が変わる可能性があるため、運営管理機関への届け出を忘れないでください。放置すると拠出が止まることがあります。

まとめ|「使わないお金」があるなら、今年から

iDeCoは万人向けの制度ではありません。60歳まで引き出せないという制約は本物で、生活に余裕がない状態で始めるべきものではありません。

ただし「老後のために置いておくお金」がすでにあるなら、それを普通預金や課税口座に置いておく理由はほぼない——というのがiDeCoの立ち位置です。所得控除という確実なリターンが、運用成績とは無関係についてくるからです。

2026年12月の改正で、会社員の上限は約2.7倍、加入年齢は70歳未満まで拡大します。40代にとって、これ以上分かりやすい追い風はそうありません。

※本記事は制度の一般的な解説であり、個別の投資判断や税務判断を推奨するものではありません。実際の手続きや税額は、金融機関・税務署・税理士にご確認ください。

あわせて読みたい

この記事を書いた人|イケオジPRO編集部(運営: Miyabi)
日本在住の運営者Miyabiと編集部が、メーカー公式情報・各ECサイトのレビュー・専門メディアの公開情報を調査して執筆しています。実機検証を行った記事ではその旨を明記します。 コンテンツ制作ポリシー

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です